医療法施行規則第16条に規定の構造設備基準の他、

『主な指導基準』を満たす必要があります。

・建物の構造概要及び平面図 

(1)診療所は、他の施設と機能的かつ物理的に明確に区画されていること。  

(2)医療機関の各施設は、原則として構造上の一体性を保つこと 

(3)内部構造は原則として必要な各室が独立していること。 

(4)各室用途が明示されていること。 

・診察室等面積標準 　歯科治療室【１セット当たり】６．３㎡以上【２セット以上】1セットにつき５．４㎡以上、待合室３．３㎡以上 、歯科技工室６．６㎡以上 

・歯科治療室　他の室と明確に区画されていること。歯科治療室が他の室への通路となるような構造でないこと。 

・歯科技工室 、 その他　エックス線装置　※エックス線装置は、構造設備の他、装置により基準が異なるため、図面及び装置の概要が分る資料を保健所に持参し事前相談をする必要があります。

主な項目をいくつかピックアップしてみました。

『歯科治療室、１セット当たり、６．３㎡以上ってどれくらいの大きさ？』

わかりやすくイメージするために、CADで面積を図示してみました。平均的な歯科ユニットのサイズは約2.1m × 2.1m。これに周囲の作業スペースや患者様の出入りを考慮すると、約3.0m × 2.1m（＝6.3㎡）程度のスペースが必要になります。

実際には、ユニットを配置するだけでなく、診療のしやすさや患者様の快適性を考えると、もう少し余裕のある設計が望ましいと感じられるかもしれません。

『歯科技工室、６．６㎡以上ってどれくらいの大きさ？』